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◆お金の余裕もなくなってきていたこともあり、もう1つ掛け持ちのバイトをしようと決意。求人雑誌を購入し、たまたま見つけたのが銀座にある映画関係の広告代理店のバイトだった。どんな仕事をするのかも気にかけず、電話をして履歴書を送ったところ数日後に面接したいとの連絡が入る。普段銀座のようなオシャレな場所なんかには行かない20歳の青二才。忘れもしない面接日は7月の梅雨明けしたばかりの翌日。とんでもない熱波が襲ってきていた関東地方。銀座の会社へ面接行くのならスーツとかバリッした格好がいいんじゃないかと、幼馴染の友人と面接時間ちょっと前まで自宅で一緒にゲームをしていたのだが、「面接で格好つけたって外側の良い姿だけ見せようとするあざとい人間になるだけ。

つまりバイトに落とされたらその人事の人間の目が腐っているだけだから縁がなかったと思うのみ!」と言い放って、クリント・イーストウッドの『荒野の用心棒』のTシャツを着て、下半身はハサミで自らバミューダーカットしたジーンズの見るからに銀座には決して似合わない汚さそうなルックで面接へ向かう。私は50数名面接した中の一番最後に選ばれた様子。ちょっと早く行ったら随分待たされ、バイトの面接に現れた男女はキレイな身なりでスーツ着用者ばかり。完全に浮いているが、我が道を行くしかないとの決断で「狭き門の映画業界へ入れる切っ掛けではあるも、ここで砕かれたらあきらめてプロレスラーの道へ進もう」と。

面接は専務と上司になる女性が行なってくれた。まず開口一番「銀座では見かけないタイプですね」といきなり牽制球を投げて来る。そりゃそうです。Tシャツ、短パンジーンズに加え、足元はサンダルでしたからね。「中身を見て欲しくてこの格好で面接に来ました。正直外が暑いこともありましたけど、外見で判断されるようでしたら縁がなかったと自分は思うだけですので後悔してません」とハッキリ言い放つ。応募動機を聞かれた際も「『ロボコップ』という好きな映画があり、この作品を一生支えて行きたいことから狭き門の映画業界へ入るしかないとの判断でして、御社での職務に就けばその第一歩を踏めるのではないかと思って」と全て正直に答える。

「『ロボコップ』は1も2もウチの会社でプロモーション関連に関わったり、キャラクターグッズも作ったりしたのよ」と言われ、生意気な口を聞いてしまったものの『ロボコップ』への熱量を発したことが発端で最終的に面接で受かり、入社してしまう結果に。3年間のバイト叩き上げ時代を経てその後正社員になるが、飾らないスタイルで嘘偽りない発言が功を奏したそうで、「今まで数多くの人たちを面接してきたけども、あそこまで汚い格好で現れ、ハッキリ物言いする人間は後にも先にもあなただけ」といまだに評価されていたのかされていなかったのか伝説になっているそうです。

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